文法のa/anとtheの違いを名古屋にある英会話で学ぼう【えいご放題】

1. a/anとtheとは?

a/anとtheとは、日本語だとあまりなじみのない「冠詞」という文法です。冠詞とは、名詞(人・物・事)の前に付けて、数や特定するものを表す表現です。よく仕組みが分からないのでa catと、the catを使い分けられないという人は多いのではないでしょうか。今回はその仕組みを紐解いていきましょう。

2. 数えられる名詞と数えられない名詞

名詞には、数えられる名詞、数えられない名詞があります。数えられる名詞とは、本、いぬ、友達、めがね、兄弟、机など1・2・3・・・と数えられるものの事を指します。数えられない名詞とは、コショウ、塩、砂、水など、液体や1粒2粒3粒といちいち数えないものの事を指します。形が明確にあるものが数えられる名詞で、液体のような形が不明確な物が数えられない名詞と分けられます。

2-1. a/an

a/anは数えられる名詞が単数の時に前に置かれます。更に、その名詞が特定していない場合はa/anが使われるというルールがあります。
・a book (一冊の)本
・a cat (一匹の)ねこ

<例①>
(特定しない)ペンを持っていると言うとき
I have a pen.

<例②>
(特定しない)写真を撮ることが好きと言うとき
I like taking a picture.

また、後ろに来る名詞の頭スペルが”a i u e o “の場合のみ、冠詞は”a”ではなく、”an”を付けます。
an apple (一つの)りんご
an egg (一つの)たまご

2-2. the

いつa/anを名詞の前に持ってきて、いつtheを名詞の前に持ってくるのか判断が難しいという人は多いのではないのでしょうか。a/anは数えられる名詞が1つの時で、なおかつ特定されていない場合に用いられます。それに対してtheは数えられる名詞、数えられない名詞、単数、複数に関係なく、聞き手と話し手の間で一つの特定できる名詞の前に用いられます。
the apple (特定された一つの)りんご
the eggs (特定された複数の)たまご

<例①>
面接室に一つしか空いていない椅子を面接官が指をさして
Please sit down the chair.
(その椅子に座って下さい)
→面接官と自分、お互いどの椅子か分かっている。

<例②>
iPhone 14の話を以前していて、買ったことを報告するとき
I bought the phone last Sunday.
(あの電話を先週の日曜日に買ったよ)
→相手と自分で以前電話の話をしていたのでどの電話の事かお互い分かっている。

3. a/anとtheの使い分け

a/aを使うときは特定されていない名詞のとき、theを使うときは特定されている名詞のときです。a/anとtheは物語の中でも使い分けられています。
<例>
①Once upon a time, there was a poor girl.
(むかし、むかし貧乏な少女がいました。)
②The girl always helped her mother so she was called “hard worker” by people.
(その少女はいつも母親の手伝いをしていたので、人々からは「働き者」と呼ばれていました。)

<解説>
①では、読み手と作者の間で特定されていない少女の登場のためaが使われています。②では、①で読み手に認知された同じ少女がもう一度登場したのでtheが使われています。

おわりに

今回紹介したのは、えいご放題の中学文法テキストに載っている一部をご紹介しました。実はaとtheの違いは文章を話す上で重要度は高くありません。例えば、外国人の方が日本語を話していて理解はできるけど「は」、「が」、「を」のつなぎ詞が少し間違っているな~というレベルと同じです。しかし、aとtheの違いを明確に知ることで、正確に英会話を使うためのステップアップだと考えるとないがしろにもできませんね!名古屋のえいご放題で英会話とセットで文法も習得してみてはいかがですか?